衆人監視の白木の箱の中から突如消えた“人形の首”。

美しく平和な小国で、王城にメイドとして仕える少女、恋塚愛理。

無菌病棟、通称《クレイドル》。

五人全員が死んだとき――本当の「事件」が始まる。

その物語は、人を殺す――。

スティーヴン・キング強力推薦! 少年時代の美しい思い出と、そこに隠された忌まわしい秘密。

蓼科に建つ私設博物館「人形の館」に常設されたステージで衆人環視の中、「乙女文楽」演者が謎の死を遂げた。

おかしいのはこの家か、わたしか―夫の転勤に伴う東京生活に馴染めずにいた果歩は、幼馴染の平岩と再会する。

古民家の解体中に発見された謎の日本人形。

読めば、本編が100倍楽しめる! 推しキャラのエピソード満載の番外編。

有能だが変わり者の事件分析官アーベルと彼の助手となった、有能な女性刑事ハンナは、解体され、内臓を抜かれた死体が次々と見つかるという猟奇的な連続殺人事件の真相に挑む。

高槻の研究室に、日本史の三谷教授が市松人形を持って訪ねてきた。

古より超常の力を継承する国家公務員“陰陽師”が、妖から人知れず人倫を守護する玲和の世。

４７歳で若き官房長官となり、総理への階段を駆け上がる男は、周囲を魅了する輝きを放っていた。

コペンハーゲンで若い母親を狙った凄惨な連続殺人事件が発生。

神出鬼没の怪盗コーマスからの挑戦を受け、クリスマス商戦に沸くデパートに名探偵エラリイと父クイーン警視が敷いた水も洩らさぬ警備陣。

ライヘンバッハの滝で死んだはずのホームズが生還した!…その顛末とモリアーティ教授の右腕モラン大佐による事件を描く「空き家の冒険」、有名な暗号ミステリ「踊る人形」、ナポレオンの胸像を壊してまわる不思議な人物の話「六つのナポレンオ像」、有名なせりふ『さあ、ワト

僕の幼馴染、祀奇恋子の視る世界は異常である。彼女は謎を視て、怪異を解き明かす霊能探偵だ。

平戸藩の御船手方書物天文係の雙星彦馬は、三度の飯より星が好きという藩きっての変わり者。

怖いほどの美貌だった。白牡丹が肩に咲く和装に身を包んだその少年は、西條皓と名乗った。

トミーは、幼いころに家族に連れられて命がけで故国を脱出、アメリカに亡命を果たして以来、成功をもとめて奮闘してきた。

“地獄代行業”の皓と助手・青児のもとに、バラバラ殺人を予感させる手紙が届く。

ようこは自分の部屋に戻り、箱を見た。

盛岡で古書店を営む結城恒一郎の姪・怜の意識の中には、交通事故をきっかけに甦った江戸時代の天才人形師・泉目吉が棲んでいる。

遠い未来、遠い惑星、黄昏を迎えた世界。私は遺跡の発掘物を利用するため、スクラップ工場で働いている。

如法暗夜――お鯉の家からの帰路、新八郎は辻斬りの現場に遭遇する。殺されたのは本石町鶴丸屋の当主・清兵衛。

ある朝、突然自分の名前を喪失してしまった男。以来彼は慣習に塗り固められた現実での存在権を失った。

“人の心など、僕にとっては暗闇だ。” 忘れたい過去の記憶に魘される千石撫子。

ついに澪が先輩になる!? 盛り上がり絶好調のオカルトお仕事物語! 事故物件調査が仕事の「第六リサーチ」に、まさかの入社希望者がやってきた! 人形のように可愛らしいその女性――宮川沙良(みやがわ・さら)は、自身の霊感を活かして働きたいというのだが、 彼女の

預けたいものがある、という電話の二日後に不審死を遂げた恩師。

『最後に食べるものが、あなたの作るカレーでうれしい』家賃四万五千円、一部屋四畳半で夕食付き。

こよみと念願のクリスマスデートで、シリーズ史上最大の危機が森司を襲う! クリスマスイヴ。

盛岡市にある喫茶店・ドールズ。

六甲山を取材中にテレビのロケ隊が見たモノ、風俗嬢を見つめる顔、演劇部に伝わる黒い子供、遺体に肩をたたかれた納棺師の体験談……。

呪いの藁人形、不審なガスマスク男、魅惑の《毒》鍋――学内で起こる事件をMr.キュリーが解き明かすが、今回、彼の因縁のライバルが登場して!?

江戸を舞台に、人形のような色男である佐七が繰り広げる推理劇。最初で最後の大全集。

時が過ぎ、処が変わっても、今もここに居る怨念! 宮城の拝み屋に持ち込まれた戦慄の実話集! 東北でリアルに拝み屋を生業としている郷内心瞳が、自らの体験も含めた怪異の数々をしたためた一冊。

駿太郎は亡き両親の想いを胸に、丹波篠山へ――。 親子の情に心打たれる、書き下ろし第13弾！ 文政8年秋。

昭和2年。稀代の博物学者である南方熊楠のもとへ、超心理学者の福来友吉が訪れる。

「口もとが犬の鼻面のように前に突出し、白目がない…真っ黒な二つの目が私を睨み付けた」~「降霊怪談顛末記~あとがきに代えて」より 徹底した現地調査から浮かび上がる恐怖! 実話怪談集! 「わたしを写すと化け物が写る」――心霊スポットで写された自分の顔がどれ

画家である「私」は、今日も独り、絵を描いている。

ホラー小説レーベルの編集者・西任結が息子のために引っ越したマンションで起きた、子供たちが次々と亡くなっていく惨劇。

さあ――わたくしたちの推理を始めましょう 時崎狂三――人には言えない過去を持つ女子大生。

いい事続きの1日だった僕。ついダンスのステップを踏みながらバーへ入ると、彼はいつもの席に座っていた。

妻が旅行で不在のあいだ、実家に戻った作家が、犬の散歩の際に訪れた河原で、のっぺらぼうの奇妙な人形を拾う(「人形」)。

八雲のもとに、叔父の一心から相談事が持ち込まれる。偶然居合わせた晴香と後藤と連れ立って、一行は山梨へ。

恐怖、また来る。デビュー作(日本ホラー小説大賞『ぼぎわんが、来る』)、戦慄の舞台裏。

「人形は死を告げる」「つなわたりの密室」「殺人者」「殺しの時間」「わたしはふたつの死に憑かれ」「恐ろしく奇妙な夜」の6編を収録した、『赤い右手』の作者ジョエル・タウンズリー・ロジャーズによる中短編傑作集。

19世紀、ヴィクトリア期のイギリス。

雪まだ深い春休み。大学生の森司は、来たるホワイトデイのことで気もそぞろ。

火星人との戦争で人類はかつての豊かな生活を奪われた。

仙台で個展を開いていた創作折り紙の第一人者・華村研は、何者かが江戸期の手法で見事に折り上げた“紙の蜻蛉”を会場で見つける。

雪弥と気持ちを通わせた香乃は、これから築いていく関係に戸惑ってばかり。

人間への愛と心の不思議さをあたたかな筆致で描きつづけ、世界中の人々を魅了する作家、ダニエル・キイス。

季節外れの大雪に見舞われた盛岡で、夜間、7歳の少女がひき逃げに遭った。

岩手県盛岡市にある喫茶店、ドールズ。経営者の娘、月岡怜の身体には、江戸の名人形師・目吉で棲んでいる。

ロンドン滞在中の15歳のアメリカ人少女ケイティは、ある日従兄弟のコリン、その友人のトビーとともに、マダム・タッソー蝋人形館へ出かけた。

盗聴器の仕掛けがバレてヤクザに袋叩きにあう圭一を気まぐれで助けたのは、坊主頭の欣治と人形と見紛う美貌の持ち主、紅鈴だった。

東京湾に突き出す巨大なガントリークレーンから吊り下げられた〓人形。その中から男性の刺殺体が発見された。

男は、その人形をいとおしむように撫でて、「これを使えばあなたの望みは叶いますよ」と言った…(表題作「呪いの花園」)。

いたるところから恐怖は我々を狙っている。

からくり展のポスター制作を依頼するため、国際的デザイナー矢的遙を訪ねた広告代理店スタッフ池上佐和子。

王道かつ骨太の心躍る冒険譚、再び!! 正暦1873年の初夏、私は傭兵と小説家と旅をした。

「あそこには、呪われたドールハウスがあるんです」 銀鈴学院に昔から伝わる被服準備室倉庫の呪い人形の霊。

連続殺人鬼、死刑執行さる―。

昭和14年より30年間にわたって執筆され、野村胡堂「銭形平次」などとならぶ五大捕物帳のひとつとされている城昌幸「若さま侍捕物手帖」。

５大捕物帳の一つ、人形佐七捕物帳の著者の横溝正史氏は、「佐七」以外にも多くの捕物小説を残している。

グロテスクな人形作りで、世界中からファンを集める常世三姉妹。

思いもよらず、生涯浪人で終わらなければならない因果を背負ってしまった比良雪太郎。

祖母の形見の零細人形店を継ぐことになった澪は、押しかけ従業員で人形マニアの冨永くんと謎の職人、師村さんに助けられ、なんとかお店を切り盛りしている。

江戸は両国の見世物小屋では、“まことの華姫”が真実を語る―ともっぱらの噂。

お春から嬉しい報せを聞けたものの、幸せ満ちる間もなく、辻斬りの探索に奔る文之介。

貴重な演者対談から、舞台裏潜入写真まで。文楽入門書の決定版。

駕籠屋「瓢屋」の三女であるおりんには三味線で身を立てるという密かな夢があった。

今度の舞台は和歌山!死を呼ぶ三体月の謎に、巻き込まれ天才発掘師が挑む! 「天才発掘師」の噂を聞きつけた地権者から依頼を受け、和歌山へ赴いた無量。

横溝正史著の単行本未収録の捕物小説12編を収録。

存在が確認できている長編・中編を含む277編を、執筆年代順に網羅する初の事実上の全集化。毎月１冊ずつ刊行予定。

殺し合う者たちを結ぶ「赤い糸」を見る少年、楠見朝生。そして、朝生と結ばれている少女、水木しげ子さん。

水木しげ子さん。

三年間眠ったままの婚約者を目覚めさせてほしい。困り果てた女性からの依頼。

「白雪姫」「ラプンツェル」「かえるの王さま」「くるみ割り人形」 ――誰もが知っている、おとぎ話に隠された、 恋物語と事件の≪真相≫を “偽"恋愛小説家&駆け出し編集者コンビが読み解く 連作恋愛ミステリ第2弾。

城下町・七凪町にある骨董店で、職人見習いとして働く荒木堅吾。

初恋をこじらせたまま絶賛婚活中の杏沙。縁結びの神社にお参りした帰り道。

「もう俺のコレクションだよ、今日から君はーー」そんなセリフで吉祥寺の名門私立高新入生の小日向雛太は半ば強制的に「人形研究会」の麗しき会長・沢桐瞳瑠、通称ドール先輩に入部させられた。

売れない作家の大久保のもとに、大学からの腐れ縁で、今は新聞記者の関が訪ねてきた。

それは、私が小学校二年生のある日のこと。同じ学童に通う香奈枝ちゃんが、お姫さまみたいな人形を持ってきた。

親元を離れ、奈良で大学生になった八重。それを追うように天才和裁士・琥珀は近くで着物の店“旧暦屋”を開いた。

第16回『このミステリーがすごい! 』大賞隠し玉作品は、江戸が舞台の、人情味溢れる時代ミステリーです! 本所の徳兵衛長屋の奥には祠があり、そこには「お守り様」と呼ばれる人形が祀られていた。

ある平和な孤島で、100人近くが虐殺された。 脱獄した大量殺人鬼5名に。

銀座のクラブのママが殺された。死体の口にはおしゃぶりが、胸には子供をあやすでんでん太鼓が置かれていた。

島から一歩も出ることなく、判で押したような平穏な毎日を送る人々を突然襲った狂乱の嵐「東風」。

異国の地で城の地下牢に囚われた女。名前も顔も知らないがこの世界のどこかに存在する絶対の敵。

神奈川県警の心理分析官・真田夏希 の元に、奇妙なプレゼントが届けられた。

かつて「衛生博覧会」と呼ばれる見世物が人気を博していた。

その視線を感じたら、最期──。 世にニ十冊しか存在しない奇書『眼球蠱聞』。

幽霊が見えて、数々の幽霊話を解決してきた太一郎の幼馴染みの巳之助は、浅草の道具屋の若旦那の太一郎とは対照的に、鬼も逃げ出すいかつい風貌で怪力の持ち主だ。

大正時代の東京。

昭和四十年代、子供たちはいつも外で遊んでいた。こっそり忍び込んだ空き家で藁人形を見つけたことから騒動になる「座敷童子」。

東京都新宿区大久保、雑居ビルの四階に、美貌の眠る探偵・市羅木真音が働く市羅木探偵事務所はある。

ある日、中学生の柚香はデパートの片隅でひっそりと営業する骨董屋を見つけた。